個人個人のチカラを信じる。
それがマネージャーのスキル。
- 阿部
- 松山くんは入社時に新電力事業を行う部署に配属されて、去年から法人向けの事業を行う部署に来たから 、上司部下の関係になったのはちょうど1年くらいだね。
- 松山
- そうですね。法人向けの事業はエフティグループの中核部署なので、しっかりと結果が出せるだろうかと不安だったのを覚えています。
- 阿部
- 個人向けの多い新電力の事業と比べ、法人向けの事業は社長や部長のような職位が高い人に営業することが多い部署だからね。やっぱり最初は緊張すると思う。実際、働きはじめてみてどうだった?
- 松山
- 前の部署でも営業職でしたので人と話すことは慣れているつもりだったのですが、やはり緊張しましたし扱う商材が違うので戸惑うことも多かったです。ただ阿部マネージャーをはじめとする上司や先輩方がすごく丁寧に教えてくださったので、すぐに慣れることができました。
- 阿部
- 今日はせっかくの機会だから、聞きたいことがあったらなんでも遠慮なく聞いてよ!
- 松山
- はい!ありがとうございます。ではさっそくですが…。私は近いうちにサブマネージャーになりたいと思っているのですが、自分にチームのマネジメントができるのだろうか、という不安がずっとありまして…。阿部マネージャーなりのマネジメント術を教えていただいてもいいですか?
- 阿部
- マネジメント術というほど偉そうなものでもないけど…。気を付けているのは、「部下たちの個性を尊重する」ということかな。今、私のチームには28人の部下がいて、そのメンバーを6人の班長たちにまとめてもらっているんだけど、特にその6人の個性や、彼ら彼女らなりのマネジメント方法は否定しないようにしているかな。
- 松山
- なるほど。阿部マネージャーは今でもバリバリ現場に立たれて結果を出されていると思うのですが、自分流のやり方を踏襲させようとは思わないんですね。
- 阿部
- 正直、昔はそうしていたこともあったよ。それになるべく全部自分でやろうと思っていたし、自分でやる方が早くて結果も出ていたんだよね。でもあるときやっぱりパンクしちゃって。人を信じて任せることもマネージャーに必要なスキルのひとつだって考えるようになったんだよね。
- 松山
- 部下に任せながら、チームとしての結果もきちんと出すのって難しそうですね…。何かコツや秘訣みたいなものってあるのでしょうか?
- 阿部
- やっぱりコミュニケーションをしっかり取ることだね。部下の悩みや不安をしっかり聞いてあげて、その上で自分の根底にある想いをしっかり伝える。そうすれば上が毎回細かく指導をしなくてもしっかり結果が出せるチームになると思う。
- 松山
- たしかに阿部マネージャーは、部下からの個別の相談によく乗っている印象があります。
- 阿部
- そうだね。意識的に社内で2人きりで話せるタイミングを作るように心がけているかな。
エフティグループには、
成長できるチャンスがいくつもある。
- 松山
- 阿部マネージャーもやはり、マネージャーになるとき不安はありましたか?
- 阿部
- もちろんあったよ。初めて「マネージャー」という肩書きがついたのは入社して1年6ヶ月くらいのときだったかな。そのときは、営業力もマネジメント力も社会人力も、全部が圧倒的に足りなかったのを自覚していたから。周囲からは「阿部にはまだ早い」みたいな声も出ていたそうなんだけど、直属の上司がチャンスをくれたから挑戦してみた、って感じかな。
- 松山
- 今からは想像できないですね。その足りない力を補うために意識的にやったことなどあれば教えてください!
- 阿部
- いくつかあるんだけど、まずはどんなことを依頼されても「やります」と受けるようにした。もちろん失敗もあったけど、その失敗を「チームのせい」「商材のせい」「お客様のせい」と言い訳せずに、「全部自分のせい」と考えたことも大きかったかもしれない。そうすればおのずと、「次は失敗しないためにどうしたらいいだろう」って考えるようになるからね。
- 松山
- なるほど。私にはまだその覚悟が足りなかったかもしれません……。
- 阿部
- あとは本も読むようになったね。学生時代は全然読まなかったけど、ある上司から「本は他人の経験を疑似体験できる唯一のツール」と教わってから、入社までの期間で10冊読破、今でも少なくとも月に1冊は読むようにしてる。
- 松山
- 私はまだ目の前の仕事に精一杯で、自分磨きの時間が取れていないのが正直なところです…。でも今のお話を聞いて、自分ももっと本を読まないと!と強く思いました。
- 阿部
- 松山くんのいいところはそういう素直なところだよね。意外とコレが難しくて、つい色々言い訳して結局何もやらないってパターンが多いから。松山くんの目下の目標についても教えてもらってもいい?
- 松山
- はい。まずはやはりサブマネージャーへの昇格ですね。エフティグループは結果を残した人には頑張った分だけ反映されるので、その目標を達成するために日々の営業を頑張りたいと思います。サブマネージャーになったら部下もできますし、今よりも広い視点が持てるだろうなという期待感もあります。阿部マネージャーの目標も教えていただいてもよろしいでしょうか?
- 阿部
- う〜ん。これ言うのはちょっと恥ずかしいんだけど、本気で「社長になりたい」って思っているんだよね。
- 松山
- 社長ですか!?すごい目標ですね。
- 阿部
- そう。社長になって、エフティグループをもっともっといい会社にしたい。そのためには自分自身ももっと成長しないといけないし、チーム全体のレベルも底上げしないといけない。役職が上がれば部下の数も増えて、マネジメントのやりがいもどんどん増えてくると思うんだ。だから一緒に頑張ろうよ!
- 松山
- はい!今日はいいお話を色々お伺いできて、本当に勉強になりました。私ももっともっと成長していきたいと思います。ありがとうございました!
※取材時